こんにちは!
本日は、おすすめの本をご紹介したいと思います。
「ムーミンを生んだ芸術家 トーヴェ・ヤンソン」というタイトルの本です。
これを読むと、ムーミンの見方がこれまでと180度変わると思います。
あらすじ
世代を問わず世界中で人気のキャラクター「ムーミン」の生みの親「トーヴェ・ヤンソン」。
「トーヴェ・ヤンソン」の書籍の翻訳家の「冨原さん」が、「トーヴェ・ヤンソン」の半生をまとめた伝記的書籍です。
ムーミンはトイレで生まれた?
「トーヴェ・ヤンソン」が10代の頃、弟と喧嘩し、悔しさのあまりトイレの壁に書いたのが、ムーミンの原型となるキャラクターだったそうです。
初期のムーミンは今の可愛らしい印象とは違い、「もぐら」のような鼻が特徴的なキャラクターでした。
正直、あまりかわいいとは言えないキャラクターです。笑
ぜひ、皆さんも実物を見ていただきたいです◎
作者「ヤンソン」は、現代の女性の憧れ的存在?
ムーミンの作者として有名な「トーヴェ・ヤンソン」ですが、彼女は、絵本作家だけでなく、漫画や油絵、さらには小説家としても活躍した方だそうです。
まさに「芸術家」、現代でいうと「クリエイター」ですね。
ムーミンからは想像できない作風で、油絵を上手に描かれています。
(この本に何個か彼女の作品が載っています◎)
更に絵だけにとどまらず、小説も出版し文才にも優れてるとは、本当に憧れます。
一つのことにとらわれず、色々なことにチャレンジし、さまざまな分野で活躍する姿は、まさに現代人が憧れる生き方。
さらに、今の時代よりも「女性」の社会進出が進んでなかったであろう時代に、それを成し遂げて、世界中の人々から愛されるキャラクターを作り上げた彼女。
同じ女性として、尊敬です。
苦しみが「ヤンソン」を成長させた
漫画としても、ムーミンは有名ですが、当初その予定はなく、ある出版社からの誘いで「ヤンソン」はムーミン物語を漫画にしたそうです。
その1つの理由は、生きていくため。
その当時戦後で、収入が安定せず、漫画のお仕事は給料が良かったそうです。
でも、その分スケジュールもパンパンで、忙しい。。
今の時代と一緒ですね。。
忙しいけど、生きていくために描き続けるしかない。
ハードなスケジュールでたくさんの漫画を書いたため、彼女の作画力が、かなり上がったそうです。
感想
この本を通して、「ヤンソン」の生き方にとても興味を持ちました。
絵本や漫画だけにとらわれずに、ものを生み出すという芸術家として、さまざまな分野で活躍する姿。
また、その分野にチャレンジしようとする姿勢に、強く憧れました。
一つの分野で成功すると、その分野に止まった方が、楽ですよね、、自分が一番なのですから。
そうではなく、違う分野にもチャレンジし、純粋にものを生み出すこと、自分を表現することを続けたことに、単純に尊敬します。
自分を表現することって、常に批判が伴うことだから、勇気がいると思うのです。
伝記的書物を久しぶりに読みましたが、人の人生から考えさせられることってたくさんあるなと思いました。
難しいことばかり書いてしまいましたが、「ヤンソン」の作品が多く掲載されていて、見ているだけでも面白いので、ぜひ作品集的な感覚で手に取っていただければと。
私は「ムーミン物語」を改めて読んでみたいなと思い、更に彼女の小説も読んでみたいなと思います。
まとめ
- タイトル:ムーミンを生んだ芸術家 トーヴェ・ヤンソン
- 著者:冨原 眞弓
- 出版社:講談社
- 価格:¥1,800
- アマゾン:
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